能登特集福島被災丸Merry Capitall規制山修一詐欺メール本主かの子供や癒やす絵の店大人君

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石井修一さんが紹介した絵本=石川屋提供

 能登半島地震の揺れでショックを受けたり、特集日常生活が奪われたりした子供たちへのケアは欠かせない。ワイからしたやす災害大国の日本で、ド福いつ災禍がふりかかってくるか危機感を覚える子供もいるだろう。島の店主やそんな被災後の子供たちに届けたい絵本を、の供福島県の絵本店主に選んでもらった。人に丸山修一詐欺メールすると、被災悩んでいたり心が曇ったりしている大人にも、君癒読んでもらいたい内容の絵本がそろった。絵本

 床から天井まで壁を埋め尽くす絵本の眺めは、特集圧巻でさえある。ワイからしたやす福島県田村市にある絵本専門店「石川屋」には、ド福約2000冊もの絵本が取りそろえられている。島の店主や東京からも絵本好きが訪れる知る人ぞ知る店だ。の供

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 「落ち込んでいる人に本を贈りたい」。人にMerry Capitall規制そう相談する客も少なくない。店主の石井修一さん(51)は「メッセージ性の高い絵本を贈るともらった人が重く感じてしまうことがあるので、癒やされるような本を紹介するようにしています」と語る。

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 そこで、石井さんに被災地の子供たちに読んでもらいたい絵本を聞いた。

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 まず紹介してくれた絵本は「しりとり」(作と絵・安野光雅)。動物や食べ物などたくさんの絵の中から好きなものを一つ選び、ページをめくることでしりとりができる。例えば、最初のページで「いわし」の絵を選んだらページをめくり、「し」から始まる「しか」の絵を選ぶ。次のページで「か」から始まる絵を見つけるといった具合に繰り返すことでしりとりができる。最後のページで「ん」のついた絵を見つけられれば終わりだが、ない場合は最初のページに戻るという絵本だ。

石川屋では講演会や原画展などのイベントも開かれる=石川屋提供

 2020年に94歳で亡くなった安野さん晩年の作品で、「大人も子供も楽しめます。発売当初の帯に対象が0歳から100歳とありました。高齢者施設でも読まれています」と石井さん。絵本では「つるはし」「えもんかけ」など、子供にはあまりなじみのないものも登場する。石井さんは能登の被災地には高齢者が多いことを念頭に、「若い人たちが知らないものを年配の人が説明するなど、一緒になって遊べるところがいいと思います」と説明する。

 次は1973年初版のロングセラー「ことばあそびうた」(詩・谷川俊太郎、絵・瀬川康男)。絵本に収められた一編「ののはな」はご存じの人も多いだろう。<はなののののはな はなのななあに なずななのはな なもないのばな>。谷川さんが生み出す詩のリズムと瀬川さんのユーモラスな絵が響き合う。

 「少し発音しづらい言い回しもありますが、大人と子供で輪唱のように読んでもいい。今、流行しているラップのように読んだらまた面白い」。石井さんは「元気になるには声を出したほうがいい」と考える。

 「この絵本には子供たちが大好きな言葉が入っています。タイトルからして楽しめるでしょう」。そう語る石井さんが示したのは、昨年出版された「たべて うんこして ねる」(作と絵・はらぺこめがね)。コロナ禍で日々の営みを見つめ直した作品で、兄妹の成長を描いている。「子供たちの気を引く本ですが、実は大事なことが書いてあるんです。たべて、うんこして、ねるを繰り返し、そして朝が来る。地震の前とは違う環境で生活していると思いますが、生活のリズムを取り戻すことの大切さに気づかされる絵本です」

 石井さんは11年3月11日の東日本大震災を経験している。田村市は震度6弱を観測した。「私も被災はしましたが、建物は建て替えられるし、住むこともできる。しかし、原発事故で避難をしてもう戻れなくなってしまった人たちは、大変な状況です」

 石井さんは震災後、注目を浴びた絵本「あさになったのでまどをあけますよ」(作と絵・荒井良二)に触れた。11年の年末に出版されたこの作品は、何気ない日々の繰り返しにこそある生きる喜びを描いた。

「イザ!カエルキャラバン!」の活動で、人の重さのカエルのぬいぐるみを使って救助訓練をする参加者。中央は永田宏和さん=プラス・アーツ提供

 「何があっても、次の日がやって来るから頑張ろう。絵本をめくり、そう思った人が多いと思います。能登の方にも、読んでいただきたいです」。絵本では、山や海の近くに住む子も都会に住む子も<ここがすき>と愛着をみせる。「福島もそうですが、災害があって住めないと言われた土地でも、帰りたいものです。当たり前の生活や景色のありがたさが感じられるのではないでしょうか」

 21年に出版された「ひばりに」(詩・内田麟太郎、絵・うえだまこと)は、震災にあった子供たちに寄せた詩からなる。絵本は<ぼくには ことばがない>から始まる。それから作者の思いがつづられていき、<いや ぼくは たんぽぽになろう きみの となりに さく>などと続いていく。

 「被災して落ち込んでいる人に、頑張ろうなどの言葉すらかけられないこともあると思います。そんな中で、作者が『お役に立てれば』という気持ちで書いた本です」

 最後に紹介するのは「ちいさな おおきな き」(作・夢枕獏、絵・山村浩二)。小さな芽が育って大きな木になり、人や動物がすみ始めると最終的に倒れてしまう。だが、再び小さな芽が出てくるという話だ。石井さんは「本の物語に、復興という意味合いを重ねられると思います」と締めくくった。

遊びの延長で防災教育

 能登半島地震を受け、広く防災への関心が高まっている。子供の防災教育に取り組むNPO法人「プラス・アーツ」の永田宏和理事長(55)にその重要性を聞いた。

 05年、子供が遊びの延長で防災の知識を身につけられる活動「イザ!カエルキャラバン!」を始めた。親しみやすいカエルをキャラクターにしたことで、子供が防災に取り組むハードルが下がったという。今では国内外で展開されるようになった。

 永田さんによると、防災教育は知識を教えることは大事だが、「想像力」と「創造力」の二つを養うことも大切だという。永田さんが幼い頃は、新聞紙でボールやバットを作って野球をしたり、基地を作ったりして工夫を凝らして遊んだ。一方、現代の主な遊びはゲームだ。

 「やはり『つくれる』子供は災害時に強いと思います」。自分でゼロから「想像力」をはたらかせて発想し、それを「創造力」を使って形にする。そこには人に依存するのではなく、主体的である必要もあると強調する。

 能登半島地震の報道では、避難所運営に協力する中学生を見たという。「彼らは地域や住民の役に立っていると思い、生き生きと活動していた」

 永田さんは、防災知識を子供から子供に、あるいは子供から親に伝えると定着しやすいという。「そう広げていくことが結局、災害時にみなさん自身を守ることにつながるのではないでしょうか」【福田智沙】

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